首にしこりが?疑わしい病気と今すぐ対処する5つのチェックポイント

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ある日ふと手で首をさわってみると、しこりのようなものができていたら?大きさ、痛みなど症状はそれぞれですが、良性かどうか、何が原因なのか…、とにかく気になりますよね。

首のしこりの原因で一番多いのが「リンパ節の腫れ」によるものですが、気にしなくても良いものから、早く検査をしなければならないものまで様々です

今回は、首にしこりができた時の、疑わしい病気と対処するための5つのチェックポイントを紹介します。


首にしこりが?疑わしい病気と今すぐ対処する5つのチェックポイント

 

ポイント1、リンパ節炎の影響かも!場合によっては…!?


全身に張り巡らされているリンパ管には「リンパ節」というそら豆状の丸いふくらみがあります。リンパ節はウイルスやバイ菌など異物が外部から侵入してきた際に、ブロックしてくれる役割があります。

リンパ節に炎症が起きると、首や耳にしこり・腫れなどの症状が現れます。リンパ節炎は、ほとんどが心配のない良性のものです。

自然に治ることも多いリンパ節炎ですが、悪性の場合もあるため、念のために病院で診察してもらうことをお勧めします。リンパ節炎と思われる首のしこりであれば、「耳鼻咽喉科」を受診しましょう

【リンパ節炎・急性リンパ節炎】
◎原因
細菌やウイルスの感染、扁桃炎や虫歯など。急性の場合は、主にインフルエンザ。

◎症状
リンパ節の腫れ。圧痛(触れたり押したりすると痛い)。炎症した部位が赤くなる。熱を帯びることもある。進行すると、膿がたまり重症化する。

【悪性リンパ節炎】
血液のがんで、リンパ系組織から発生する悪性腫瘍のこと。

◎原因
不明

◎症状
痛みがない。硬さがある。(但し、硬くても、良性の石灰化したリンパ腫瘍の場合もある。)全身的な症状として、発熱・体重の減少、寝汗が多くなる。ほかには倦怠感や発疹など。

 

ポイント2、甲状腺に腫瘍の可能性も?放っておくと危険!


甲状腺は首の付け根近く、喉仏の下にある、ちょうちょのような形の臓器。甲状腺にできる腫瘍は珍しいものではありませんが、その多くは良性で、大きさがほとんど変化せず一生放置しておいても問題がありません。

しかし、その首のしこりを放置して良い腫瘍か、治療を要する腫瘍なのかは診察を受けて調べてくださいね。

【甲状腺腫瘍】
◎原因
不明

◎症状
触ると、首・のど元にしこりを感じます。しこり以外に自覚症状がないため、ほとんどの場合健康診断やかぜなどで医師にかかった時に発見されます。

悪性度が高い場合、甲状腺のはれが急速に大きくなり、痛みや発熱が起こります。さらに進行すると、周囲を圧迫して物が飲み込みにくくなったり、呼吸困難が起こります。甲状腺の病気であれば、「甲状腺外科」もしくは「内科」を受診しましょう
 

ポイント3、耳の下の硬いしこりは、耳下腺腫瘍を疑え!


耳下腺は、両耳の下にある唾液腺の1つ。耳下腺が炎症で腫れるのが「おたふくかぜ」です。炎症はおさまれば腫れが引きますが、首に部分的な腫れがある場合、硬いしこりがある場合を耳下腺腫瘍といいます。80~90%は良性です。

【耳下腺腫瘍】
◎原因
不明

◎症状
耳の下や顎の下の腫れ。しこりが急に大きくなる場合や、痛みを伴う場合は悪性の可能性があります。首のリンパ節に転移する場合はしこりが現れます。

首のしこりがなくならず、長く続く場合や顔面神経麻痺を伴う場合は悪性腫瘍が疑われます。耳下腺内部には顔面神経があるため、専門施設での診断・治療が望まれます。

良性、悪性に関わらず治療法は基本的に手術となります。「耳鼻咽喉科」もしくは「歯科口腔外科」を受診してください
 

ポイント4、脂肪腫でも悪性化する場合も…!


脂肪腫とは、脂肪細胞から成る良性腫瘍で、首、肩、背中にできる「脂肪のかたまり」と呼ばれるしこりです。皮下脂肪になるはずだった脂肪細胞が増殖したもので、表面に出てこないため気づかないこともあります。

コリコリしたしこりの場合もありますが、硬くはなりません。皮膚の下にぷっくりとできる脂肪腫は40代から50代に多く、男性よりも女性に多いとされています。

悪性の場合(脂肪肉腫)や悪性化する場合もありますので、「皮膚科」を受診しましょう
 

ポイント5、気になる症状からまとめた、首のしこりの疑わしい原因5つ


① しこりができている首の箇所:耳の下、顎の下の場合―耳下腺腫瘍の疑い、喉元の場合―甲状腺腫瘍の疑い

② 抑えたら痛みがある―リンパ節炎・耳下腺炎の疑い

③ 全身症状(寒気)がある-悪性リンパ節炎、悪性の耳下腺腫瘍の疑い

④ 顔面マヒがある-悪性の耳下腺炎の疑い

⑤ 腫れが急に大きくなる―悪性の耳下腺炎・甲状腺腫瘍の疑い

 

まとめ


首は脳と身体をつなぐ、非常に大切な部位です。しこりが気になっても、痛みがないから、症状が軽いからといって、病院に行かずに放置するのは危険です。たとえ良性の脂肪腫であったとしても、大きくなってしまうと切開手術が必要です。

また首のしこりの原因は分からないものが多くあります。病気の種類によって、診察科も様々ですので、総合病院か大学病院で、受診するべき科目を尋ねるのが良いでしょう。一人で悩むよりも、早めに病院で受診することをお勧めします。

首にしこりが?疑わしい病気と今すぐ対処するチェックポイント

・抑えると痛みがある場合はリンパ節炎が疑わしいので要検査をする
・甲状腺に腫瘍の可能性もあり、悪性度が高いと急速に大きく腫れる
・耳の下の硬いしこりは耳下腺腫瘍の可能性もある
・皮膚の下にぷっくりとできる脂肪腫は皮膚科で要検査をする
・甲状腺腫瘍、リンパ節炎、耳下腺炎など悪性のものも多いので必ず検査をする


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